なかなか上手くセットが出来ない。
時間が経過すると、セットが崩れる。
セットで一番重要な作業は何でしょうか?
スタイリング剤?
予洗い?
ドライヤー?
どれも必要です。
この中で、特に重要なのが予洗いとドライヤーです。
スタイリング剤は補助的な役割として考えてください。
予洗いは、セットするための準備ですよ。
必ず、行いましょう。
普段ドライヤーは乾かすだけで、セットでは使わない方。
セットが持続しない方。
今からドライヤーの使い方、コツをお伝えします。
ドライヤーがうまく使えるようになると、セットが楽になりますし、時間も短縮できますよ。
では、まずセットでドライヤーを使う理由をお伝えします。
これが基本の考え方になりますよ。
コンテンツ
メンズセットでドライヤーを使う理由
ドライヤーを使う理由はただ一つ!
髪型を作るためです。(セットが持続する)
スタイリング剤で、形を作ると思っていませんか?
実は、ドライヤーで形を作ってからスタイリング剤で調整する。
といった方法がメンズセットの基本になります。
ではなぜ、ドライヤーで形を作ったほうが良いのかをお伝えしますね。
まずそこで、髪の毛の性質を理解する事が、カギとなります。
髪の毛の性質
この性質は、とても簡単です。
以前、寝癖について書いた記事があります。
その性質と似ていて、それをドライヤーを使った形になります。
寝癖は、このような原理ですね。
このことから髪の毛の性質は、濡れている状態から、乾く時に動きが作られるということになります。
さらに、ドライヤーの熱が冷める時にも、クセが固定されますよ。
寝ている最中にクセが作られる=寝癖。
ドライヤーでクセ付けをして、形を作る=セット。
ということになりますね。
では、本題のドライヤーで形を作る理由です。
それは、一度ドライヤーで髪の性質を利用してクセ付けして形を作ることで、髪型が崩れにくくなるからです。
また寝癖の話に戻りますが、寝癖ってなかなか直らなくないですか?
髪全体を濡らさないと直りませんよね。
寝癖は面倒だけど、正しくクセ付けすれば、セットした髪型は長持ちするのですよ。
少しは、ドライヤーを使いたくなってきませんか(笑)
使いたくなった方のために、乾かし方とコツをお伝えしますよ。
セットでの乾かし方、様々なコツ
ただドライヤーで乾かすだけでは、意味がないです。
ただ形を決めるのに、多少慣れが必要ですね。
今からお伝えする事が基本になりますので、覚えておいて損はないですよ。
タオルドライ
タオルドライとは、タオルで乾かす事です。
ここで5割~6割乾かします。
そうする事で、ドライヤーで乾かす時間が短縮されます。
頭をゴシゴシ拭かないでくださいね。
髪の毛の水分をふき取るというより、頭皮や髪の根元の水分を揉みながら引き取ってください。
ゴシゴシふき取ると、摩擦で髪が抜けやすいです。
シャンプー同様、頭皮を揉んでタオルドライする事をオススメしますよ。
自然と髪の毛先の水分もふき取れます。
タオルドライのあとは、ドライヤーの出番ですよ。
強風で髪全体を乾かす。
ドライヤーのスイッチで「強風・弱風」があるのは、ご存知ですよね?
初めに髪全体を強風で乾かしていきます。
目安として、8割乾かしてください。
タオルドライで5割から6割乾いていますので、すぐですね。
ここでは、あまり長くドライヤーをしないでください。
乾かし方のコツは、
- ドライヤーを振りながら、もう片方の手で髪を散らしながら、まんべんなく乾かす。
(ドライヤーのノズルは外す) - ある程度乾いたら、大まかに形を決めて手グシで整える。
(例えば、前髪を下ろすスタイルならば、前髪を下ろすようにドライヤーを当てる。)
ノズルは取り外しできるドライヤーがいいです。
ノズルを外すことで風が拡がって吹き出し、髪全体に届きます。
もう一つのコツは、ドライヤーの距離です。
よくドライヤーを近づけすぎると、にダメージを与えてしまうので、20cm~30cm放しましょうと言われますが、はっきり言って無理です。
遠すぎます(笑)
- ドライヤーと頭の距離は、10cm~15cmの間。
なので、タオルで5割~6割。
そして、ドライヤーを振りながら風を当ててもらうことにより、ドライヤーの距離は、10cm~15cmでも大丈夫なのです。
ここまでは、サッと手早く終わらせちゃいましょう。
次からが、重要で、慣れが必要になります。
弱風で形を決めながら、整える。
ここからは、強風の時に取り外したノズルを装着して弱風に切り替えて行ってくださいね。
大まかに4つほどコツを取り上げてみました。
ここで、髪の性質を使って、形を整えていきます。
覚えていますか?
濡れている状態から乾いた時、そして熱が冷めたときに、クセが固定されるでしたよね。
この髪の性質を、意識して行いましょう。
一つずつお伝えしていきますね。
髪を立ち上げるコツ
前髪を立てる時やトップのボリュームを出すときに使えるコツです。
- まず、前髪を指で挟みながら、持ち上げます。
- 持ち上げた髪の根元に、ドライヤーの風を数秒あてます。(あてすぎると熱いので、加減してください。)
- 数秒あてたら、ドライヤーを外し、冷やします。
- そうすると、立ち上げるクセの完成。
一度で立ち上がらない場合は、数回繰り返してください。
あとは、スタイリング剤でカバーしましょう。
絶壁をカバーするコツ
絶壁をカバーするときは、体の姿勢も重要です。
- まず、お辞儀して、頭を下に向けます。
- この時に、絶壁の部分にドライヤーの風を当てます。
この時は一か所に風を当てると、分け目がついてしまうので、ドライヤーを絶壁の部分にまんべんなく風を当ててください。 - 身体を起こせば、ボリュームが出て、絶壁がカバーできます。
仕上げにスタイリング剤で整えれば完成です。
髪の癖をできるだけ伸ばすコツ
このコツでは、軽めのくせ毛用のコツになります。
- 伸ばしたい部分の毛束を軽く引っ張りながら、髪の毛先までゆっくりと手を動かし、引っ張ている部分に風を当てます。
- 毛先まで行ったら、手を放さず、引っ張った状態で冷やしてください。
完全に伸ばすことはできませんが、クセが軽減されます。
あまり長くドライヤーの風を当てすぎると、逆立った髪になるので気を付けてくださいね。
くせ毛風にセットするコツ
今度は逆にくせ毛風の髪にセットしたい方のコツになります。
- 髪を握るだけです。
握った部分にドライヤーの風を当て、冷ませば完成です。
ただ本当にくせ毛風にしたい方は、パーマをかけたほうが早いですよ。
このコツは、いつものセットに変化を持たせたい方にオススメです。
いくつかコツをお伝えしましたが、出来そうですか?
初めはなかなか上手くいかないと思います。
完璧にやろうとするより、いいかげん(良い加減)に、セットしていきましょう。
セット以外でドライヤーを使う事がありますよね?
そうです。
お風呂後ですね。
ドライヤーを使う意味がしっかりとあるので、補足します。
セット以外も重要!寝る前は必ず乾かしましょう。
男性は髪が短いので、比較的自然乾燥で済ませてしまう方が多いと思います。
寝る前に乾かさないで寝ると髪や頭皮に負担がかかります。
主な原因は、下の5つ
- 頭皮の常在菌が異常繁殖して嫌な臭いの原因
- 頭皮の乾燥で、水分が不足し薄毛の原因
- キューティクルが剥がれ、髪のツヤがなくなる
- 水分が飛びすぎ、ハリやうるおいが失われる
- 寝癖がつきやすい。
5つ目の「寝癖がつきやすい」は、直せばいいですね。
残りの4つを気をつけましょう。
この対策として、入浴後は早めに乾かすことですね。
なので、必ずドライヤーを使って乾かしましょう。
自然乾燥だとゆっくり乾燥していきますよね。
その乾くまでの時間に、もともと人間の皮膚に存在している菌が、増えすぎてしまい水分に含まれている皮脂などを食べます。
食べたときにガスが発生。
ガス=臭いの原因です。
これは、ミドル脂臭の記事でお伝えしましたね。
あと、水分がドライヤーを使うと、逆に乾燥してしまうと思われますが、ゆっくり乾燥していく場合、水分が余分に蒸発してしまい、乾燥しすぎてしまいます。
男性にとって最悪じゃないですか?
臭いも発生。
乾燥しすぎて薄毛の原因。
これを聞くと、ドライヤーは必須ですよね。
先ほどお伝えした、タオルドライをすれば、ドライヤーも短時間で済みます。
8割ほど乾いたら、あとは自然乾燥か冷風を軽く当ててあげてください。
冷風を当てるとキューティクル(髪の表面)が締まり、ツヤが出ます。
タオルドライ→ドライヤーで手早く乾かしてください。
だいぶ長い説明になってしまったので、まとめますね。
まとめ
今回、メンズセットのドライヤーの使い方、乾かし方についてお伝えしてきました。
まず、髪の性質を利用して、セットする。
髪の性質=濡れている状態から、乾く時に動きが作られる。
そして、熱が冷める時に、クセが固定される。
セットの乾かした方は、
- ドライヤーの前に、タオルドライで5割~6割乾かす。
- その後、ドライヤーの強風でまんべんなく乾かした後、手グシで形を整えます。
(8割ぐらいを目安に乾かす。)
セットするコツは、それぞれの希望のコツを試してくださいね。
慣れが必要ですが、まずは挑戦してみてください。
そして、寝る前に髪を乾かさないと髪や頭皮に負担がかかりますね。
男性にとって重要な臭いと薄毛の原因です。
セットの時と同様、タオルドライでドライヤーの乾かし方です。
最後に冷風を当てて髪を落ち着かせてくださいね。
セットのコツなどは、文だけでは分かりにくいと思います。
細かく画像や動画で、お伝え出来たらと考えてはいます。
ではまた。
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