最近段々と、「フェードでお願いします。」とご要望を受けることが多くなりました。
地方にもフェードが知られるようになってきて、嬉しいですね。
しかし、刈り上げとどう違うのかと疑問に思う方もいます。
なので、その疑問をmatsurihaが解決しますよ。
正直、言葉で説明すると伝えにくいので、画像を見ながら説明していきますね。
フェードと刈り上げを専門的に説明してもややこしいです。
なので、イメージさえ分かってもらえばいいですよ。
イメージさえ分かれば、サロンで希望を伝える際に、なりたい髪型になりやすいですからね。
ではまず、刈り上げからお伝えしていきますよ。
コンテンツ
刈ろ上げはイメージが大切?
刈り上げの意味自体は、長さ関係なくカットするための方法です。
ただ、刈り上げのイメージが、お客さんと理美容師の間でだいぶイメージの差がありますよ。
よく「刈り上げないで短くしてください」との希望で、スタイルを決めます。
理美容から見ると、「それは刈り上げなんです」というやりとりをよく見かけます。
なので、イメージを共有できるように、基準を決めちゃいましょう。
まず一つの基準として、クリッパー(バリカン)を使うことが基準になります。
もしクリッパー(バリカン)を使ってほしくない場合、「ハサミで短くカットしてください」と伝えましょう。
そして、2つ目の基準が少しややこしいです。
先ほど言った「刈り上げないで短く」です。
こちらは画像でイメージをインプットしていきましょう。
画像のスタイルは、髪が硬いためソフトな刈り上げに見えます。
しかし、僕の経験上このぐらいなら、お客さんはこれが刈り上げとはあまり認識していないですよ。
難しいですよね。
次のスタイルは分かりやすいですよ。
こちらのスタイルは、ツーブロックスタイルになります。
耳が出るくらいで髪が立たないくらいで短くしてあります。
この2種類のスタイルが、「刈り上げないで短く」になります。
あくまでもイメージですよ。
そして、こちらがお客さんが刈り上げと思うスタイルです。
こちらのスタイルは、刈り上げの範囲が広く、位置まで刈りあがっていますよね。
刈り上げのシルエットが、きれいに真っ直ぐです。
こちらのスタイルは、刈り上げの幅が狭く、低めに刈り上げてあります。
低めに刈り上げていても、シルエットはきれいに真っ直ぐですね。
これらを見比べて何が違うと思いますか?
クリッパー(バリカン)を使い、シルエットのラインが真っ直ぐなものが刈り上げになります。
そして、耳を出して、髪が立たないで短い長さやシルエットのラインがぼけた感じが、刈り上げないで短いスタイルになります。
なので、「刈り上げないで短く」してほしい場合、ヘアスタイルを見せながら「ギリギリ寝るぐらいで短くしてください」と伝えていきましょう。
「刈り上げ」と言う言葉を使わないほうが良いですよ。
勝手に刈り上げのイメージを決めてしまいましたが、これでハッキリして刈り上げとフェードの違いも分かりやすくなると思いますよ。
次は、フェードカットについてお伝えしていきます。
フェードカットの特徴
一度フェードについて説明させていただきましたので、簡単にお伝えしますね。
フェード=グラデーションです。
0.1~0.3ミリのクリッパー(バリカン)で頭皮が見えるように短くカットします。
そこから、徐々に髪が長くなるようにカットしていきます。
すると、頭皮が見えている場所は白く見え、徐々に長くなっている場所は黒く見えてきますよ。
白から黒に変化していくグラデーションの事をフェードと言います。
正確には、白からグレー、グレーから黒と色が変わっていくようにカットする事がフェードになります。
さらにフェードにはバリエーションがあり、ただ短くするのではなくデザインの要素もありますよ。
次はフェード種類も簡単にお伝えしていきます。
フェードカットの種類
フェードカットにしたい場合、まず刈り上げの幅(高さ)を決めます。
その刈り上げの幅の中にフェードを入れていきます。
そして、基本的には3つ分けられています。
ハイフェード
刈り上げの幅(高さ)が一番い広く(高く)設定されており、高い位置でグラデーションが始まります。
こんな感じです。
ミディアムフェード
ミディアムフェードは刈り上げの幅(高さ)が半分より高めに設定。
グラデーションが真ん中ぐらいにあるのがミディアムフェードになります。
ローフェード
ローフェードは、グラデーションの始まる位置が低い位置にある事です。
刈り上げの幅は、高くても低くても問題ありません。
ハイフェ-ドとミディアムフェードは、刈り上げの幅が高めにないとフェードすら出来ないので、刈り上げの幅も重要ですよ。
スキンフェード
スキンフェードは、クリッパー(バリカン)だけでなく、カミソリを使う事です。
フェードの始まりをカミソリで剃ってツルツルにしますよ。
スキンフェードが気になる方は、ぜひBARBERSHOPへ行きましょう。
少し専門的な説明になってしまいましたが、ここまで来たら、違いもなんとなく分かりそうですね。
フェードカットと刈り上げの違い
フェードカットも刈り上げもクリッパー(バリカン)を使う事には変わりはありません。
ただ捉(とら)え方が違うだけです。
フェードはグラデーションの事を呼び、デザインする形になります。
刈り上げは長さ関係なくカットする方法の事を刈り上げと呼びますよ。
つまり、「サイドやバックは刈り上げで、刈り上げの部分にフェードでデザインする」いう形でイメージを持ってもらうほうが、分かりやすいですね。
フェードと刈り上げの違いがなんとなくわかってもらえたでしょうか?
ついでにツーブロックとフェードの違いもお伝えしていきます。
ツーブックの特徴
ツーブロックは、サイドの髪を上下2つに分け、上の髪と下の髪の長さに差をつけて、カットする事をツーブロックと言います。
上の髪を長く、下の髪を短くして、段差のある長さになりますよ。
先ほどフェードをお伝えしていますので、違いがはっきりしますよね。
しかし、たまにツーブロックとフェードを勘違いしている方もいますので、お伝えしていきますよ。
フェードとツーブロック違い
勘違いしてしまっている理由として、次のことが挙げられます。
フェードは色味が2段に分かれているように見えている事ですよ。
フェードの白と黒の色味の差をツーブロックと勘違いしてしまっているのです。
ツーブロックも2段に分かれていますが、髪の長さに違いがあるんですよ。
ツーブロックは髪の長さに階段のように差を付けてカットしますが、フェードには階段のような差はなく、スロープのようにつながってカットしています。
ということは、フェードとツーブロックの違いは、髪の長さが繋がってカットされているか、されていないかになりますよ。
素人の方が勘違いしていまうのは仕方がないです。
なぜなら、理容師や美容師の中にも勘違いしている方がいるぐらいですからね。
なので、お店選びには気をつけましょう。
技術的な説明になってしまったので、簡単にまとめていきますね。
まとめ
今回はフェードカットについてお伝えしてきました。
さらに刈り上げやツーブロックの違いもお伝えしてきましたが、イメージだけでもわかっていただけたら幸いです。
まず、刈り上げの基準を作りましたね。
一つ目の基準は、クリッパー(バリカン)を使う。
二つ目は、髪の毛が立っているか?
刈り上げないで短くしたい方は、「ハサミで寝るぐらいで短くしてください」と伝えましょう。
あとは、スタイルブックや、画像を見せながら、理容師・美容師さんたちと相談してくださいね。
では、また。
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